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事務局  お知らせ

足関節捻挫アンケート報告

2023.03.14
事務局

2018~2021年に富山県内の各カテゴリーにおける足関節捻挫の現状について、アンケート調査を実施致しました。
その結果を、報告させていただきます。
アンケート調査にご協力頂きました選手やチーム関係者各位に、心より感謝申し上げます。

調査結果として、主に次の二つのことがわかりました。

1. 捻挫を経験した選手の多くは、初めての受傷が小学校年代。
2. 捻挫を繰り返している選手が多くいる

これらの結果からスポーツ医科学委員会では、次のように考えました。
小学校年代では、捻挫をしてもあまり腫れないことが多く、軽いケガと考えられ、しっかりとした治療を受けないまま、関節のぐらつきが残ってしまっている可能性があるのではないか。
また、捻挫をした際に、応急処置やリハビリテーションをしっかりとしないまま、関節がぐらつき、筋力が戻っていない、神経系が反応しない状態で競技復帰をしているのではないか。

足関節捻挫を繰り返すことは、捻挫が癖になるばかりではなく、他の部位のケガを引き起こす原因にもなります。
さらに、バスケットボール技術の習得遅延やパフォーマンスが上がらない原因の1つにもなります。

スポーツ医科学委員会ではこれらの現状を踏まえて、2023年3月11日に、医科学講習会を開催いたしました。今後も、選手自身、監督・コーチ、保護者、マネージャーが、捻挫に対する効果的な応急処置やリハビリテーション、トレーニングを理解し、現場で実践できるように、情報発信や講習会を開催していきます。